今のインターネット環境でVPNと健康的な生活
こんにちは。インターネットの計画遮断が始まって5日になるヤンゴンから、うめのパパです。
毎日、夜中1時から朝9時までインターネットが使えません。
前回外出した時の様子については、下の記事に書きました。もし良かったらご覧ください。
最近、ミャンマーでどんと利用者が増えているもの、それがVPNです。ミャンマーでは、SNSが使えなかったり閲覧できないサイトがでてきたりしているからです。
VPN
でも、そんなに恐れることでもないんです。ちょっと制限がある中国に10年ほどいましたが、見れないものがあっても死ぬってことはありませんでした。
YouTubeが見れないとか、不便はありましたが代わりになるものがあるものです。でも、ないとどうしても困るものにはVPN頼りになります。
今回は、VPNにまつわる“なぜなに?”を取り上げたいと思います
VPNって何?
まず、VPNとはですが、Virtual Private Networkの略です。つまり、実際には存在しないけど、仮想で作ってしまった他の人が入れないネットワークってことですね。
いろいろな説明をしているサイトがあると思うんですが、トンネルの中を新幹線が走っているところを上から見る感じです。
新幹線の中のあなたが見ているPCの画面を見ることも難しいのに、トンネルの中に入ってると、どこにいるかさえ不明ですよね。盗み見したい人から守られてるんです。
VPNの利用目的は?
いろいろなVPNがありますが、ここで取り上げているVPNはある国では閲覧できないもしくは利用できないアプリを使うために利用するVPNサービスです。
もともと、こういった目的のためで開発された(少なくとも名目上は。)技術ではありません。
例えば、扱っている情報が会社内だけの機密情報だったり個人情報だったりする場合、企業としては絶対に他人に見られないよう専用の通信網が必要になります。
でも、それにはコストがすごくかかるので仮想で作れるVPNを利用したりするんです。
また、Free Wi-Fiなどを利用する場合は、同じネットワーク内にいる人たちの中に少し知識のある人がいると、簡単にあなたの通信を盗み見してしまうことが可能です。
それで、公開されているネットワークの中に、仮想で個人のネットワークを作ってしまうことで、盗み見を防ぐことができます。
有料版と無料版の違いは?
無料版だからと言って、使い物にならないという意味ではありません。また、反対に有料版だからと言って安心というわけでもありません。
ただ言えているのは、無料版は、無料でサービスを提供できるからくりがあるってことです。例えば、広告です。
接続をクリックすると、広告が最低5秒流れるとか、何らかの設定がされています。つまり、もし広告が表示されるものだと接続までに待機時間が少し長めになってしまいます。
どこの国のがいいの?
どこの国の企業が提供しているVPNサービスかを確認するのも大切です。日本のVPNだと日本語対応がされており、利用しやすいかもしれません。
また、VPNが禁じられている国もあり、そこでアプリをストアに出せるってことは、許可が得られる何らかの理由があると考えることができます。
もしかしたらですが、あなたの情報はそこの国のしかるべきところに提供されているかもしれません。もしかしたらですよ。
気を付けるべきことはなに?
提供している会社の信用度です。先程も少し書いたように、VPNサービスは外からは見ることができないようになっていますが、中からは別です。
悪い会社がVPNを開発して、利用者の利用履歴などを収集し個人情報として売りさばいているかもしれません。
それは、有料版でも同じです。なので、無料版・有料版関係なく、サービスを提供している会社について調べてからにしましょう。
どうしてスピードが出ないの?
VPNを接続する際、接続先のサーバの所在地を確認しましょう。
データ量の大きい通信の場合
YouTubeなどを高画質で見たいとか、データ量の多い通信をする場合は、通信速度が速いサーバーを置いている国を選択するのがおすすめです。
一般的にアメリカやイギリスのサーバーは通信速度が速いとされています。一度、アメリカやイギリスを選択してみてください。
データ量が小さい通信の場合
普通にネットサーフィンをする程度なら、あえてアメリカやイギリスを選択する必要はないでしょう。
できるだけ、距離を短くして物理的に早くサーバーに到着できるようにしてあげるといいだけです。
あなたの所在地からできるだけ近い国や都市にあるサーバーを選択してください。
ミャンマーの場合
中国のインターネット網はある程度発達し、スピードも出ています。しかし、ミャンマーのインターネット環境は、まだまだです。
なので、いろいろ考えたところで、もともとのスペックが低いわけですから、そう大きくは変わりません。
ミャンマーから一番近い国にあるサーバーを選ぶといいでしょう。それでも遅いのは、ミャンマーのインターネットが遅いからです。
場所によって使えないVPNがあるのはなぜ?
これは、技術力の問題です。例えば、下の写真を見てください。
左の女性の顔には一応モザイクがかかっております。では、このモザイクを取って元の顔を表示することは可能でしょうか。
この程度のモザイクなら、簡単にやってのけるソフトはいくらでもあるはずです。モザイクをかけるのもソフト、取るのもソフトです。
もし、モザイクを取るソフトのほうがかけるソフトより技術力が上なら、簡単にモザイクで暗号化されたものが元の姿で見れてしまいます。
同じことで、VPNアプリのレベルによっては、国や地域が導入しているファイアウォールのレベルに負けてしまい機能しなくなってしまいます。
それは、有料版でも同じ事です。わたくしも中国にいる時に、一定期間分の利用料を払っていたVPNアプリが数か月で使えなくなったことがあります。
どこのどんなVPNを利用するにしろ、そういったことが発生する可能性があることを承知のうえで利用を開始なさってください。
ヤンゴンの夜
現在、ヤンゴンでは夜1時から朝9時までインターネットが遮断されています。インターネットが遮断された状況では、どんなVPNを利用してもインタネットは使えません。
ネットワークがないところに、仮想のネットワークを構築することはできません。インターネットがつながっていて、初めてVPNが機能します。
夜は、諦めてください。
VPNアプリをインストールできないのはどうして?
場所によっては、VPNを使って欲しくないという意思が働いています。そのため、その地域では、VPNを入手してインストールすることができません。
その場合、日本などそういった意志の働いていないところに行ってインストールするか、VPNを使ってVPNアプリをインストールするかです。
今のインターネット環境で健康的な生活
今週からヤンゴンでは、毎日夜中1時から朝9時までインターネットが使えていません。おかげで、早く寝ています。
いつもなら、もうちょっとって作業をしてしまうのですが、インターネットが切れていては作業もできません。テレワークですからねぇ。
ということで、夜は早めに寝て、朝起きてからインターネットがなくてもできることを済ませてしまっています。
なので、朝9時ごろには頭もすっきり、気持ちもすっきりしており、気持ちのいい1日が始まるんです。
今のインターネット遮断やVPNを使わなければならない状況で、仕事がはかどらなかったり、生活に影響が出ている人もいると思います。
そういった人たちにとっては、どうしても受け入れられる状況ではないと思います。わたくしも、できれば何の問題もない生活を送りたいです。
でも、イライラしても何も解決しないので、楽しんで健康的な生活を送ろうと思っています。ということで、もうすぐインターネットが切れるお時間ですね。
笑うのも健康に良いそうですよ。ちょっと、ユニークな深センを動画を含めて紹介しています。もし良かったら、笑ってください。