ミャンマー起業navi

ミャンマーを目指すなら知らなきゃ損するお話

日本にいるペットとミャンマーに入国するための手続き

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こんにちは。ミャンマーで愛犬とロングステイ中のうめのパパです。

中国で2013年に生まれ、うちの家族に加わったうめですが、海外生活を続けたいっていううめのパパのわがままに付き合って、ミャンマーにやって来ました。

中国・深センから愛犬を連れて日本に変えるために必要な手続きについては、下の記事にまとめました。

ペットと海外ロングステイ

日本でペットを飼われている方が、海外転勤になったり海外ロングステイを決められた時、心配なのがペットのことではないでしょうか。

“身近にあずかってくれる人がいない。いや、むしろ海外でもペットと一緒に生活したい。”そう考える方も少なくないと思います。

今回は、ペット(犬・猫)をミャンマーに連れてくる方法をまとめたいと思います。

日本出発前日までに

うちのうめは、深センから日本に来て約5カ月後、ミャンマーに向けて出国いたしました。そのため、海外に出るための手続きを日本で行う必要がありました。

抗体検査の証明書の取得

ペットが日本を出国する時に、動物検疫所に提示しなければならない書類の一つが、狂犬病抗体検査の証明書です。

そのため出国前に、狂犬病の抗体検査が必要です。つまり、ペットが狂犬病の注射を打っており、抗体検査ができる条件をクリアしている必要があります。

詳しくは、下のリンクよりご確認ください。

www.maff.go.jp

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狂犬病の抗体検査の証明書

うめの場合、中国から日本に連れてくる際に使用した狂犬病抗体検査の証明書もあったのですが、できるだけ有効期限まで余裕がある物を持って出国したいと思ったため、出国1か月前にあらためて抗体検査を受けることにしました。

狂犬病の抗体検査と証明書の発行は、生物科学安全研究所にお願いしました。

www.riasbt.or.jp

動物検疫所に連絡

もしペットを連れて出国する可能性がでてきたら、すぐ出国時に使用するであろう空港の動物検疫所にご相談されることをおすすめします。すごく親切丁寧に教えてくれます。

何かの理由でで利用する空港が変更になったとしても、動物検疫所間で引き継いでくれるので、まずは最寄りの空港の動物検疫所にご連絡されるといいと思います。

主要な空海港を管轄する動物検疫所一覧(犬・猫)

輸出検査申請書の提出

出国日などが決まったら、輸出検査申請書を動物検疫所に提出してください。ワンちゃん用の申請書はこちら。にゃんこ用の申請書はこちら

当日の手続きや必要書類などについても打ち合わせておいてください。

大使館に連絡

動物検疫所のサイトでは、入国先の入国条件については、相手国の大使館に問い合わせるようアドバイスしています。

日本にもミャンマー大使館がございます。下のリンクより、連絡先を知ることができます。

www.myanmar-embassy-tokyo.net

わたくしも、ミャンマー大使館に連絡しました。お答えは、“健康診断だけで良い”とのことでした。でも、誰が発行する健康診断証明書なのかなど質問すると、“分からない”とのこと。

それで、ミャンマー国内の担当機関の電話番号を教えてくれましたが、コミュニケーションがとれず断念。それで、引越し先の家を決めるためにヤンゴンに来たときに、担当機関を探すことに。

いくつかの担当機関と思われるところを訪れ、かつ大使館が教えてくれた電話番号に電話した結果、最終的に残った可能性のある場所は、空港の入国審査を終えてすぐのところにある窓口です。

日本帰国のための飛行機のチェックインを済ませて、いざ入国ゲートに侵入を試みたところ、あっけなくとめられました。

実は最近、担当機関の事務所の場所が分かりました。ヤンゴンにおられる方は、無謀なことをしなくても、こちらで必要な情報をもらうことができます。

輸出検疫証明書

でも、空港のセキュリティーにお願いした結果、パスポートと交換に訪問者のバッジをもらい、一人だけ入ることを許可されました。そして得れた情報は以下の通りです。

ミャンマーにペットが入国する時に必要な物は、“VETERINARY HEALTH CERTIFCATE”、これだけとのことでした。

大使館が言ってたことは間違えではありませんでした。でも、“VETERINARY HEALTH CERTIFCATE”がどういう書類か分かりません。

それで、サンプルを見せて欲しいとお願いすると、タイからアヒルが輸入されたときの書類が出てきました。(それしか手元になかったようです。)

サンプルの写真をもらい、日本の動物検疫所にメールに添付して確認したところ、出国時に動物検疫所の獣医さんが診察をして発行してくれる犬の輸出検疫証明書がそうだとのことでした。

飛行機のチケットの予約

今回も、小型の犬・猫ならゲージに入れて人と一緒に搭乗できる大韓航空にしました。韓国仁川空港経由です。

まずは、搭乗したい日の便のペットスペースに空きがあるか、コールセンターに確認します。そして、搭乗可能な便のチケットを購入したのち、またコールセンターに連絡してペットの搭乗リクエストを発行してもらいます。

詳しくは、下の記事にまとめています。参考にしてください。

ヤンゴン国際空港の動物検疫所窓口に連絡

ペットの搭乗リクエストが受理されると連絡がありますから、連絡を受けたら空港の動物検疫所と、ヤンゴン国際空港の動物検疫所窓口に連絡してください。

電話番号:+95-1-642395, +95-1-643124
E-mail:quarantineyangon★gmail.com(★を@にしてください。)

出発当日に

ペットをゲージに入れ、飛行機に乗せる荷物などを持って動物検疫所に向かいます。打ち合わせの時に、出発何時間前くらいにどこに行くべきか教えてくれます。

健康診断と輸出検疫証明書の発行

動物検疫所にて、獣医さんに必要書類を確認してもらってください。今回は、以下のものを用意しました。

  • 輸入検疫証明書
  • 狂犬病抗体検査の証明書
  • 狂犬病ワクチン注射手帳
  • その他のワクチン注射手帳
  • 輸出検査申請書
  • うめ(ペット)
  • うめのパパのパスポート

マイクロチップのスキャンなど簡単な健康診断と、ミャンマーでの心得などを教えてもらいました。

そして、犬の輸出検疫証明書を発行してくれました。

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動物検疫所発行の犬の輸出検疫証明書

ヤンゴン国際空港の動物検疫所で

無事にヤンゴン国際空港に到着したら、入国手続きです。前もって、連絡をしているので動物検疫所以外の人たちもうめの到着を知っていました。

アライバルビザの申請のため並んでいる時点で、親切なおじさんが「これ犬か?」と声をかけくれました。夜遅い便だったので動物検疫所が無人じゃないことが分かり、ホッとしました。

動物検疫所のカウンター

ヤンゴン国際空港の動物検疫所カウンターは、入国審査カウンターとターンテーブルの間、入国審査窓口を出てすぐ右側にあります。

そちらに行き、以下のものを提示してください。

  • 輸出検疫証明書
  • 狂犬病抗体検査の証明書
  • 狂犬病ワクチン注射手帳
  • その他のワクチン注射手帳
  • ペット
  • ペットを連れている人のパスポート
ペットのチェック

書類のチェックと渡された書類への記入が終わると、ペットのチェックです。係の人がゲージから出そうとファスナーに手をかけた途端、うめが“ワンっ!”って吠えちゃったんです。

それで、チェックは終わりました。いることが確認できて、それだけで良かったんでしょうかねぇ?

手数料

今まで、中国でも日本でも手数料を取られていなかったので、急にお金の話になり???まず、言葉が通じていない問題もあったので、さらに??????

どうも、手数料のようです。10,000mmk(約800円)です。国外でのミャンマーチャットの入手は困難なので、やはり2度目以降のミャンマー入国時でないとペットを連れてくることはできないのかもしれません。

もしくは、お金がないと言って係の人と一緒にロビーに出て、両替をすまして帰ってくるかですね。それをさせてくれるかどうかは、分かりません。

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手数料の領収書

最初、10,000USDと勘違いし、そんなお金ないよってあせってしまいました。

領収書をもらえば、手続き終了です。

まとめ

しなければいけない事リスト

  1. 日本動物検疫所に連絡する(輸出検査申請書の提出を含む)
  2. 狂犬病抗体検査の証明書を取得する
  3. 飛行機のチケットを予約する
  4. ミャンマーの動物検疫所に連絡(到着日時など)
  5. 日本の空港にある動物検疫所で健康診断を受診

準備する物チェックリスト

  • 本人のパスポート
  • 狂犬病抗体検査の証明書
  • 狂犬病ワクチン注射手帳
  • その他のワクチン注射手帳
  • ヤンゴン国際空港の動物検疫所で必要な手数料
  • 輸入検疫証明書(海外から帰国したペットの場合)
  • ペット

日本を出国できれば、ミャンマーへの入国はさほどハードルが高くありません。皆さまが、ペット連れでミャンマーロングステイを楽しめることを願っております。

ペットを連れてても連れてなくても、ミャンマー到着前にしておきたいことを下の記事にまとめました。

※過去に、別のブログで上げていた記事をリライトして投稿しました。