ミャンマー起業navi

ミャンマーを目指すなら知らなきゃ損するお話

深センからペットと帰国するための手続き(帰国180日前まで編)

f:id:coumetan:20201227231201j:plain

こんにちは。中国でわんこのうめを家族に迎えた、うめパパです。

中国でわんちゃんやにゃんこを飼っておられる方の心配の一つは、帰国することになったときにわんちゃんやにゃんこと一緒に帰国できるのかってことではないでしょうか。

中国からわんちゃんやにゃんこを連れて日本に帰国する場合、いろいろな手続きが必要です。この記事では、前もってしておきたい手続きについてまとめました。

基本的に、わんちゃんもにゃんこも手続きは同じです。また、マイクロチップの挿入に関しては、日本から一緒に来られたわんちゃんやにゃんこなら問題ないはずです。

しかし、万一問題があっては困りますので、ご確認ください。

動物検疫所が狂犬病が根絶されていない地域からワンちゃんを連れて帰る(ペットの輸入)時に求めている手順はこちらです。

マイクロチップの挿入(中国で家族に迎えた場合は必須)

うめのように中国で生まれたり、中国で家族になったわんちゃんやにゃんこには、中国で日本の基準に合わせた処置をしてあげないといけません。

迷子になった時のためにも、ペットの身分証明書、マイクロチップを挿入しましょう。日本に連れて帰るためにも、絶対にマイクロチップの挿入が必要です。

日本から一緒に来たわんちゃんやにゃんこでも、マイクロチップが壊れたりずれたりしてないかのチェックは怠らないようになさってください。

狂犬病の予防接種

狂犬病の予防接種をマイクロチップの挿入後2回受ける必要があります。1回目の予防接種はマイクロチップ挿入直後でもかまいません。

ですが、生後90日以内に受けることはできません。2回目は、1回目から30日以上有効期限以内に摂取する必要があります。

一般的なワクチンの有効期限は1年です。予防接種を受けると、手帳をもらうことができます。

f:id:coumetan:20201227212409j:plain

予防接種手帳①

うめの手帳は、なぜか3冊(今では5冊)あります。忘れたり、ペット病院が変わったりしたのが原因なんですが、1冊にまとめておくに越したことはないです。

f:id:coumetan:20201227212415j:plain

予防接種手帳②

中国の動物病院では、無料で受けられる中国製のワクチンが用意されていることがあります。輸入した外国製の注射は200元ほどで受けることができます。

狂犬病の抗体検査

2回目の狂犬病予防接種を受けたのち、日本の動物検疫所の指定検査施設での狂犬病抗体検査を受ける必要があります。

中国の動物病院で採決し、血清に処理してもらったのち、日本へ輸送して日本の検査施設にお願いすることもできます。

が、深センでは犬の血清を日本に持ち込むときに必要な、中国の出入境検験検疫局が発行する動物衛生証書を受け取ることが、困難です。

(わんちゃん自身が日本に入るときの衛生証書は、ちょっと大変でしたがうめのパパでも取得できました。)

f:id:coumetan:20201227212424j:plain

書式は同じですが“Dog”ではなく血清の証書が必要

リスクを回避するには、中国の動物病院で血清を指定検査施設に送ってそこで抗体検査を受けるサービスをしているか聞いてみましょう。

うめの場合は、血清の日本への持ち込みに失敗し、動物病院からドイツの検査施設に送ってもらって、抗体検査証明書を発行してもらいました。約2300元ほどかかりました。

(どうしてもご自分で日本に持ち込みたい方は、“中国からペットと帰国するための手続き(帰国10日前編)”で紹介している通関業者に相談してみることもできるかもしれません。)

抗体検査を手伝ってくれる動物病院(広東省深セン市)

うめの抗体検査をお願いした動物病院は、深センDOCTORS BECK & STONE(贝克和史东动物医院)蛇口分院です。地図を貼り付けておきます。

地図にピンがたたないことがあるようです。住所は、深圳市南山区后海招商东路皇庭港湾花园60号铺です。

無事、届いた抗体検査証明書です。採決日から2年間有効です。

f:id:coumetan:20201227212438j:plain

狂犬病の抗体証明書

検査日から180日は、ペットの入国はできません。空港近くの施設に預けられることになってしまいます。帰国する予定がある場合は、前もって準備されることをおすすめします。

次にしなければならない手続きは、帰国直前に行うものです。それについては、下の記事にまとめました。

※過去に、別のブログで上げていた記事をリライトして投稿しました。