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深センからペットと帰国するための手続き(帰国数日前から当日編)

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こんにちは。深センから日本にうめと一緒に帰ってきた、うめのパパです。

わんちゃんやにゃんこを日本に連れて帰るための手続き(ペットの輸入手続き)は、“一難去ってまた一難”という感じで、すごく疲れました。

でも、うめが隣で寝ている姿を見るだけで、そんな苦労もいい思い出と感じられます。

ということで、思い出になって記憶があいまいになる前に、深センから日本にペットを連れて帰るときに必要な手続きについてまとめたいと思います。

今回は、ペット(わんちゃん・にゃんこ)の帰国準備第三弾【帰国数日前から日本入国まで】です。ついに飛行機に乗せますよ。

まずは、簡単におさらいです。ペット(わんちゃんやにゃんこ)の日本入国のため、日本の動物検疫所に中国政府が発行する動物衛生証明書を提出しなければなりません。

そのために、帰国前に深センで動物衛生証書を取得しなければなりません。動物衛生証書の申請までにしなければいけないことがたくさんあります。

申請方法については、下の記事をお読みください。

動物衛生証書ができあがたら

動物衛生証明書の受取

申請から動物衛生証書の発行まで、最低でも3営業日必要です。発行されると、申請前の書類づくりを手伝ってくれた通関業者に連絡が入ります。

わたくしがお願いした通関業者は、住所を伝えておくと宅配便を使って送ってくれます。わたくしは、受け取りに行くことにしました。

そのためか、3日目には受け取ることができず、4日目の正午の受け取りとなりました。

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動物衛生証書

3日でもらえると思っていたので、3日目にもらえなかったときはちょっと焦りました。動物衛生証書の有効期間は14日間です。

予約したフライトの少し前にもらえるよう、余裕を持ったスケジュールをおすすめいたします。

政府指定動物病院でハンコを押してもらう

動物衛生証書を受け取ったら、コピーを取ってください。3枚つづりになっていますが、1枚目(右上に赤色で正本 ORIGINALと印字されているページ)のコピーです。

2、3枚目には“副本 COPY”とありますがそのページのことではありません。コピー機で印刷する、コピーです。

そして、そのコピーを持って政府指定動物病院(中華人民共和国出入境検験検疫局指定病院)へ再度向かいます。

深セン中華人民共和国出入境検験検疫局の指定病院は、和平道動物医院(Peace Animal Hospital)です。

 動物衛生証書のコピーにForm ACを記入してもらった和平道動物医院(Peace Animal Hospital)のハンコをもらってください。

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右下にハンコを押してくれた

病院にいつでもハンコがあるとは限らないため(分院がいくつかあるため)、前もって連絡しておくことをおすすめいたします。

日本の動物検疫所に確認

これで一通り必要な書類がそろったはずです。

“動物の輸入に関する届出受理書”をもらうために、帰国を考え始めた段階で日本の動物検疫所と連絡を取るのがいいでしょう。

また、手続きが進むたびに日本の動物検疫所と連絡を取るようおすすめいたします。(メールででも対応してくれます。)

すべての書類がそろったら、もう一度日本の動物検疫所にそろった書類を送付して確認してもらいましょう。それで“OK”がでれば、あとは飛行機に乗せるだけです。

帰国当日

飛行機搭乗手続き

わんちゃん(にゃんこ)をペット用キャリーバックに入れて、空港に連れて行ってください。そうでないと、空港に入ることができません。

キャリーバックに入れていても、けっこう注目されます。空港に入ったら、チェックインカウンターに向かいます。

チェックインカウンターでは、わたしたちがチェックインするときの一般手続きと、ペットの手続きがあります。

チケットの購入後に、航空会社のコールセンターに連絡してお願いしたペットリクエストが受理されているはずです。

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チェックイン時に必要な書類

でも、リクエストだけでは搭乗手続きが完了しているわけではありません。チェックインカウンターで必要書類がそろっているかチェックされます。

わたくしがお世話になった大韓航空では、下記の書類の提出が求められました。(貨物室預かりの場合は、違うかもしれません。)

  • 連れて帰る人のパスポートの写真のページのコピー×2枚
  • 狂犬病抗体検査結果証明書のコピー×2枚
  • 動物衛生証書のコピー×2枚
  • 動物の輸入に関する届出受理書のコピー×2枚
  • 犬類免疫証(狂犬病注射手帳)の内側のページのコピー×2枚
深セン空港のコピーサービス

わたくしは、上記のコピーを持っていなかったため、空港でコピーしました。

深セン空港の出国ゲートに向かって右奥、カウンターAの奥にサービスカウンターがあります。そこで、コピーのサービスがあります。

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深セン空港入って右端がA

コピー1枚2元(約34円)と言われました。10枚コピーしたはずなんですが、請求は10元(約170円)でした。1つを何枚コピーしても2元なんでしょうか?

このコピーを提出すると、航空会社のペット輸送同意書が発行されます。それらの書類とわたくしたちのパスポートなどをもって、スタッフが一人ついてきてくれます。

そして、出国手続き前の検疫所でわんちゃん(にゃんこ)がさらに奥に進めるよう、話を付けてくれました。

出国時の手荷物検査

そのあと、“それはなんだ!”とか言われながら、X線検査などを経て、最後の手荷物検査です。

そこで、航空会社の同意書を提出すると、はれてわんちゃん(にゃんこ)と一緒に搭乗口に行くことができます。

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緊張してクークー

搭乗口付近にいるうめです。ファスナーすべてにインシュロックがつけられてしまい、一歩も外に出ることは許されませんでした。

ほんの少し開く隙間から、紙コップで水をあげられる程度です。このあとは、飛行機に乗って日本に到着するまで時間がたつのを待つのみです。

日本入国

日本に到着すると、入国手続きを済ませターンテーブルで預けていた荷物を受け取り、動物検疫局に向かいましょう。

担当者の方には前もってどの便でわんちゃん(にゃんこ)が到着するか通達されているようで、わたくしたちを待ってくださっていました。

必要書類を提出し、犬の輸入検疫証明書を発行してもらうと、これでわんちゃん(にゃんこ)が日本に入ることができます。

帰国直前のスケジュール@うめ

帰国9日前

7月4日:出入境検験検疫局にて手続き方法の確認
7月4日:通関業者と連絡
7月4日:飛行機チケットの購入とペットリクエストの手続きのため航空会社窓口に連絡
7月4日:日本の動物検疫所より事前届出の受取

帰国8日前

7月5日:Form ACを動物病院にて記入してもらう(狂犬病レプトスピラ症の検査込み)
7月5日:動物衛生監督所にて動物検疫合格証明(24時間有効)を発行してもらう
7月5日:通関業者のもとに必要書類を持って行く
7月5日:通関業者と出入境検験検疫局に行く

帰国3日前

7月10日:動物衛生証書(14日間有効)受取
7月10日:動物病院にて動物衛生証書のコピーにハンコを押してもらう
7月10日:すべての書類を日本の動物検疫所にメールし不備がないことを確認

帰国当日

7月13日:深セン空港でチェックインをしてペット輸送同意書を発行してもらい搭乗
7月13日:深セン空港から大韓航空のソウル経由便で関空に到着
7月13日:日本の動物検疫所で必要手続きを受け、日本入国のため税関に向かう

※過去に、別のブログで上げていた記事をリライトして投稿しました。