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ミャンマーを目指すなら知らなきゃ損するお話

最初の6ステップ!ミャンマー小規模会社設立

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こんにちは。ミャンマーで小さな会社のマネージングディレクター、うめのパパです。

アジア最後のフロンティアと言われるミャンマーですが、これからどうなるんでしょうか。

ミャンマーに何があったかよく分からないって方は、下の記事をお読みなってください。

先が読めないのは事実ですが、今のうちにミャンマーで起業しておきたいって方のためにも、ミャンマーで小規模会社を設立するステップをまとめました。

小規模会社とは

ミャンマーで小規模会社とは、1年間の収入額が50,000,000mmk以下で、従業員が30名以下の会社を言います。

ここでは、会社設立のプロセスについてなので、従業員の人数は関係なく、1年間の収入額もそんなに多くない予定という意味でとらえていただければと思います。

簡単に言うと、個人で起業する会社の規模というイメージです。

小規模会社の設立のステップ

小規模会社を設立するうえで、理解しておかなければならないことがいくつかあります。それについては、下の記事にまとめています。ご覧ください。

してみたい事業が、外資系企業が参入することに規制のない業種かどうか、確認してください。

規制のある業種だった場合、担当省庁などから許可などを受ける必要がある場合もあります。

ステップ1:決めておくこと

  • 会社の形
  • 代表取締役(マネージングディレクター)
  • 取締役(ディレクター)ー取締役が2人以上の場合
  • 資本金
  • 株式の総数
  • 株式の所有比率(株式所有者及び法人が複数の場合)
  • 会社の住所
  • 会社の電話番号
会社の形

会社の形には、3種類あります。

  1. 外資会社
  2. 支店
  3. 内資会社

ここでは、外資会社(100%)であることを前提に説明します。

代表取締役及び取締役

最低でも1人の取締役(役員)が、1年のうち183日以上ミャンマー国内に滞在することが求められています。

個人所得税でいろいろ処理しなければならないことが発生するため、お気を付けください。個人所得税について下の記事にまとめています。

資本金

1米ドルから登記できます。資本金の設定には、注意が必要です。どうして注意が必要かは、下の記事からチェックしてみてください。

会社の住所

ミャンマー国内(おそらく多くの方はヤンゴン市内)で物件を賃貸する必要があります。個人宅兼オフィス、オフィスもしくは店舗用物件を借りることになります。

会社の電話

携帯電話の番号でも大丈夫です。

ステップ2:社名を考える

次に社名を決めます。

社名重複の確認

DICAのMyCOページで希望する社名をサーチし、社名の重複がないかを確認してください。思いを込めた社名が使えるといいですね。

www.myco.dica.gov.mm

ステップ3:会社設立の申請

DICAのMyCOページでアカウントを作成しましょう。

www.myco.dica.gov.mm

申請方法

DICAのMyCOページで会社の登記に必要な情報を入力しましょう。パスポートのコピーなどを電子的に提出する必要もあります。

速ければ、数時間で受理されることもあります。すると、Certificate Of Incorporation(会社設立証明書)がダウンロードできるようになります。

ステップ4:銀行口座開設

続いて、銀行口座を準備します。最低でも、資本金を入金する米ドル建ての口座を開設します。

必要な物
  • Certificate of Incorporation(会社設立証明書)
  • DICAのMyCOページの会社情報のスクリーンショットのコピー
  • 取締役会の決議書
  • 口座に関係することを任された取締役(役員)のパスポート
  • 口座に関係することを任された取締役の証明写真2葉
会社印と取締役印

銀行口座を開設するために取締役会の決議書が必要です。それに、印鑑が必要です。決議書の内容についてはお知りになりたい方は、お問い合わせよりご連絡ください。

その際に利用するのがレターヘッドです。日本では、あまり聞きなれない言葉ですが、詳しい説明は レターヘッド - Wikipedia をご覧ください。

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レターヘッド

そのため、スタンプが必要になります。

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社印

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役職印

ヤンゴン市中心部だと、スーレー付近、32nd St.あたりにたくさんスタンプを作ってくれるお店が集まっています。

約1時間でできあがります。

銀行での手続き

必要な物を持って、銀行に行きましょう。多くの投資家・社長の皆さまがご利用になっているのが、KBZ BANK INTERNATIONAL BANKING DIVISION BRANCHです。

法人の口座は当座預金になり、基本的に利子がつきません。

ステップ5:資本金の送金

口座ができると、その口座に資本金を海外から送金する必要があります。期限は、会社設立の登記が受理されてから1か月以内です。

おすすめ海外送金

資本金を送金するのにおすすめなのが、PayForexです。わたしもこちらを利用しましたし、多くの社長さんがご利用になっています。

www.payforex.net

PayForexを利用する利点については、下の記事にまとめています。

ステップ6:バンクステートメントの取得

資本金の送金は、海外送金会社にもよりますが、PayForexだとだいたい5営業日くらいで完了します。

口座を開設した銀行の支店に行き、資本金を受取済みかの確認します。もし受取済みなら、バンクステートメントを発行してもらうようになさってください。

バンクステートメントを取得するためにも必要な書類があります。また、それはその時や担当者によって違うため、一概にこれだけでOKとも言い難いです。

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