ヤンゴンで深刻化する停電とネットの通信障害
こんにちは、うめのパパです。ヤンゴンの気温はどんどん上がっており、毎日体感温度四十何℃という状況です。
毎年この時期になると、数ヶ月続く寒気の影響で、水力発電に使用する水がなくなると聞いたことがあります。そのため、毎日のように停電になるそうです。
レジデンスなどにお住まいの方々は、ジェネレーターで電気が供給されるので問題ないと思いますが、わたくしのようにローカルアパートに住んでいると、停電の影響を完全に受けてしまいます。
計画停電
計画停電とは、地区ごとにスケジュールに合わせて一定の時間、停電することです。スケジュールがマンションの掲示板などに貼り出されることもあります。
現在のスケジュール
現在、ヤンゴン市内の多くの地域で、①午前5時から9時までの4時間と午後1時から午後5時までの4時間の1日合計8時間、②午前9時から午後1時までの4時間のどちらかが停電になる日が続いています。①の時間帯に停電だった日は、②の時間帯は電気があります。
①の時間帯に停電だった日の次の日は②の時間帯に停電、②の時間帯に停電だった日の次の日は①の時間帯が停電となっています。スケジュール表が出回っているわけではないようですが、1日ごとに①と②が入れ替わるので、大体毎日停電の時間を把握することができています。
突然の停電
それ以外の時間に突然停電することもあります。理由は定かではありませんが、どこかで故障があったからとか、火事があったからなどという理由で、突然停電になることもあります。
それが夜になることもあり、突然なのでご飯が作れなかったり、シャワーが浴びれなかったりと、困ってしまうことがあります。特に大変なのが、クーラーが使えず、室内温度がどんどん上昇することです。
対処方法
計画停電は、いつどの地域が停電か予想できるので、停電にならない地域にあるカフェ、もしくはジェネレーターを設置しているカフェに行って、停電が終わるのを待ちます。そういったカフェでは、コーヒー1杯が大体4,000mmk(約280円)からです。
ジェネレーターを設置しているカフェでも、クーラーは使えない、もしくは一部しか使えないお店もあります。すると、電気やWi-Fiはあっても涼しくはないという問題があるので、お店選びに気をつける必要があります。
夜の突然の停電時は、外を散歩するのも一つの方法です。室内温度はどんどん上昇しますが、外は夜で気温が少し下がっているうえ、風が吹いていることもあります。外で涼む方が気持ちがいいです。
また、停電が長期化するときには、ホテルに泊まるのも賢い方法です。中には、一晩停電の中で過ごして熱中症になってしまう人たちもいます。無理せず、クーラーなどがあるホテルで快適に過ごすことで体調を崩すことを避けることができます。
ネットの通信障害
最近、停電だけでなくネットの通信障害に悩まされる人たちもいます。ミャンマーのネットが安定しないのは昔からですが、ここ数年顕著になっています。
停電の影響
最近の計画停電は2つのグループに分かれています。わたくしが利用しているanandaの基地局は、どうもわたくしの家が属しているグループとは違うグループの地区にあるようで、わたくしの家が停電しているときには電気があるようです。
そのため、停電が解消しちょっと時間が経つと、突然利用できなくなることがよくあります。多分ですが、基地局の非常用電源も無くなってしまうためだと思われます。
先週は、わたくしの携帯も電波状況が良くありませんでした。おそらく、近くの基地局は電気がなく、遠くの電波を拾うため、通信速度も上がらなくなったものと思われます。
一度は、スマホの電源をON/OFFして通信が回復したのですが、どういうことが原因かははっきり分かりません。通信できない時は、電源のON/OFFやsimカードの差し直しなどを試してみるのも良いかもしれません。
比較的安定している回線
携帯でも、会社が違うと電波状況も違います。わたくしが利用しているAtomはつながりが悪くなりましたが、うめのママが利用しているMPTは特に問題はありませんでした。
また、ネットも光回線の方が安定しているようです。最近では、ルーターにモバイルバッテリーから電気を供給する線が売っています。それを利用すると、停電時でもネットを利用することができます。
しかし、光回線も切れる時は切れるので、それなりに覚悟をしておく必要があります。
対処方法のまとめ
わたしたちの生活は、ネットと切り離すことができません。仕事でどうしても必要という方も多いでしょう。その場合、光回線と何社かの携帯を利用できるようにしておき、さらに近くのネットが安定しているカフェを把握しておくと良いでしょう。